英語学習のモチベーションを上げる方法
英語なんてたかが言葉だ、誰だってできる!
こう言い続けて早〇年。いまだに英語がなかなか流暢に扱えるようになりません。
誰だって勉強し続ければ英語ができるようになる。それはその通りでしょう。
ただその勉強をどのようにすれば続けられるのか。どうすればモチベーションを維持できるのか。そこにつきます。
誰だって辛い勉強は続けるのは容易ではありません。夜になればビールを飲みたくなっちゃうし、夏になれば海に行きたくなっちゃうし、仕事が忙しいかったり、家事や子育てが忙しかったりと、何かと口実を作って勉強を中断してしまいます。
モチベーション理論
MBAでモチベーション理論に関する授業がありました。そこではモチベーションは「目的に向けて行動し、その達成まで維持させる心理的原動力 」と定義づけされていました。
英語習得という目的の達成まで、何を原動力にして頑張るのか。どのようにして動機づけしていくのか。それを学ぶのがモチベーション理論です。
主に企業においてどうやって従業員にやる気を出させるか、というのがMBAの授業では主なトピックでしたが、これは英語学習にも応用できると思います。
目標設定理論
人は、設定した目標を達成した時に満足感を感じます。英語を勉強するときも、ただ何となく毎日勉強をするのではなく、目標を立てることでモチベーションを上げることができます。「今年中にTOEIC900点以上」「2年後までに国際会議の参加者に社内で選ばれる」とかですね。
ここで重要なのは、以下のようなルールを守ることです。
・目標はできるだけ具体的に設定する
・難しすぎず、簡単すぎない目標を設定する
・自分で目標設定し、納得感をもって目標に取り組む
なんとなーく英語ができるようになりたいなー。TOEIC700点はとれよと上司に言われたからとりあえず。こういった目標設定ではモチベーションアップにはあまり効果はありません。
強化理論
人は嬉しいこと(好子)が発生するとモチベーションが強化します。逆に嫌なこと(嫌子)が発生するとモチベーションは弱化します。
「嬉しいこと」とは成功体験や他人から褒められるといったことが含まれます。「前まで全然わからなかったラジオ英会話が聞き取れるようになってきた」「オンライン英会話で先生から褒められた」といった経験は、モチベーションをアップさせます。
身近にフィードバックをくれる人がいれば良いですが、ひとりで英語の勉強をしているとどうしても他人からフィードバックをもらうような機会もなく、だんだんモチベーションが下がってしまうことが考えられます。
そんなときは例えばみんチャレなどのアプリでは同じ目標を持つ人たちでグループを作り、励まし合いながら学習することができます。
二要因理論
これがあればモチベーションが上がる!という「モチベーション要因」の他、これがないとモチベーションが下がる!というように不満に影響を与える「衛生要因」というものがあります。この2つの要因がモチベーションに与える影響を二要因理論といいます。
衛生要因のひとつに「環境」があります。人間関係や給料などの職場環境がそろっていないと、従業員は不満を感じてモチベーションが下がります。英語学習を行うにあたっても同様で、その学習環境が悪いとどんどん不満を覚え、やる気がなくなります。
具体的には、オンライン英会話をやるのであれば通信環境をばっちり整える必要があります。ぶつぶつ切れるWi-Fiを使っていてはやる気がそがれます。外で勉強するときに通信量を気にしながら勉強するのも良くありません。
本気で英語を勉強するのであれば、通信環境を整えて、良いPCやタブレット、スマホを買いましょう。ヘッドセットも良いものが必要です。こうして環境を整えることで、英語学習の不満が解消します。
職務デザイン理論
職務デザイン理論とは、仕事の種類によってモチベーションが変わってくるという理論です。一般的に単純な仕事、独自性が出せない仕事、変わり映えのしない仕事などはモチベーションを保ちにくいと言われています。逆に複雑で、自分でオリジナリティを出せ、目新しい仕事はモチベーションを保ちやすくなります。
この理論を英語学習に応用してみましょう。毎日単純な学習をコツコツやるというのは面白くなく、モチベーションを保てないでしょう。
例えば自分で「1日単語を10個覚える。そのために100回ずつ書くことをノルマにする。これを6か月続けて新しく1800個の単語を覚える」というような勉強方法を設定したとします。おそらく続かないでしょう。単純で変わり映えのしない学習方法はすぐ飽きてしまいます。
「好きな映画のワンフレーズを完璧に覚える。毎週違う映画にチャレンジする」「今日起こった出来事を1分英語で話し、動画で撮ってTwitterにアップする」といった方法であれば、複雑でオリジナリティがあり、変わり映えもするのでモチベーションを保ちやすいでしょう。
もし単語を覚えるなどといった地道な作業がどうしても必要な場合、長期的な目標にするのではなく短期間で一気にやってしまうことをお勧めします。
今は様々なアプリで、非常に工夫された方法で英語を勉強できる良い時代です。自分に合う、オリジナリティのある楽しい学習方法を選びましょう。「辞書を暗記して覚えたらページをちぎって食べる。それが英語学習」といった時代は終わりました。
まとめ
モチベーション理論を用いて、英語学習方法を続けていくためには以下のような方法が効果的です。
・頑張れば達成できる具体的目標を自分で設定する。簡単すぎても難しすぎてもダメ。
・Twitterで英語学習アカウントをフォローし、いいねやコメントで励ましあう。
・新しいPCを買ったり通信環境を整えたり、学習環境を整える。
・自分に合った、なるべくオリジナリティのある楽しい学習方法を選ぶ。
これであなたも〇年後には英語をペラペラ話しているはず!頑張りましょう!
- 鳥谷コロ助
へぼい外資系リーマンです。英語はいまだに勉強中。TOEIC875点。Bond-BBT MBA。英語学習とMBAと資産運用についてのブログを書いています。平飼いの卵とフェアトレードを好みます。金持ち父さんになるために日々悪戦苦闘。面白いことと平和なことが好きです。