BOND大学MBAの授業紹介 ★Management of Innovation (イノベーションマネジメント)

コロ助はBOND-BBT MBAの卒業生です。

 

コロ助が受講したBOND-BBT MBAの授業内容を紹介します。これからBOND-BBT MBAへの挑戦を考えている人の参考になればと思います。なお現在では授業内容が変わっているかもしれませんのでご注意ください。今回はManagement of Innovation(イノベーションマネジメント)を紹介します。

 

以下のような項目を学んでいきます。

 

  • イノベーションとは何か
  • アイデア・ジェネレーション
  • プロジェクション・マネジメント
  • 市場での成功条件
  • 創造性のマネジメント
  • 成功するオープン・イノベーション

 

 

Management of Innovation (イノベーションマネジメント)

 

授業の内容自体はマーケティングや組織論と重複するところがありますが、その中でも「新しい価値を生み出す」というところに焦点を絞った授業を行っていきます。

 

ディスカッション

 

毎週1つのテーマが与えられるので、そのテーマに沿ってクラスメイトとのディスカッションを行います。あくまでMBAですので、ディスカッションもオンラインで、テキストベースで行います。自分の考えを文字で掲示板に投稿していき、それに対してクラスメイトからのレスがつきます。またクラスメイトの投稿に対しても積極的に自分でレスを返していきましょう。

 

例を挙げると、「新製品・サービス開発チームを効率的に運営する方法」についてというテーマが与えられ、これに沿って1週間クラスメイトと議論を重ねていきます。

 

 

ビデオ視聴

 

オンラインで講義ビデオを視聴します。上記のディスカッションの予習のような位置づけです。ディスカッションはあらかじめこのビデオ講義を視聴して前提知識を習得している前提で進んでいきます。

 

60分の講義ビデオを毎週2~3本程度視聴する必要があります。

 

 

グループレポート

 

上記のディスカッションとビデオ視聴と同時並行的に、グループレポートの作成を行います。まずAircampus上でメンバー募集の呼びかけを行い、4~5人でグループを組みます。あとの進め方はグループ次第です。仕事終わりや休日に集まってレポート作成しても良し、SkypeやZoomなどで話し合っても良し。ファイルの共有にはDropboxやOneDriveを使うと良いでしょう。

 

コロ助の時は「実際の企業を1つ選びその企業のイノベーション力を評価せよ」というような課題でした。最終提出前に2回の中間提出があり、その際に先生からフィードバックに基づいてレポートの内容を修正していきます。レポートの長さは特に規定はありませんでしたが、コロ助のグループはだいたい10,000字程度でした。

 

またPeer Reviewという制度があり、最後にグループ内でそれぞれのメンバーの貢献度の評価を行います。同じグループに入っていながらも全然貢献していなかった人がいた場合は、ここでbad評価をつけることもできます。

 

 

最終レポート

 

最終試験は個人レポートです。提出日の1週間前に課題内容が発表され、1週間かけて回答を作成して提出します。上記のディスカッションで発言回数が既定の数に足りていない人はこの最終レポートの採点をしてもらえません。気を付けましょう。

 

レポート内容は授業で学んだこと全般について、複数のトピックについて割と短い文字数制限(1つの小問について数百文字程度)の中で答えさせるようなものです。

 

 

総評

 

まずこの授業のタイトルに「イノベーションマネジメント」とあるように、イノベーションをどのようにマネジメントしていくかということがこの授業のトピックとなります。

 

イノベーションというと既存の枠を飛び越えた新しい考えということで、「偶然の思い付き」や「天才による新発想」によって生まれてくるものであり、それをマネジメントするということは困難だという考えもあるかもしれません。

 

一方でこういった新アイディアの発想法、こういった新アイディアを出しやすい組織の特徴というものは確かに存在し、必ずしも偶然の産物ではないことがこの講義によってわかります。どのように新アイディアを発想してイノベーションにつなげていくのか、クラスメイトとのディスカッションを通じて学んでいきます。

 

また単に新アイディアを出すだけではそこら辺の発明おじさんと変わりません。こういった新アイディアをどのように市場での成功につなげていくかということも学習していきます。

 

面白い授業である一方で、確立された理論がある分野というわけではないので、講義や教科書の丸暗記によって得点が取れるという授業ではありません。正解がないものに対して「どうしたらよいのだろうか」ということを議論していく授業になりますので、ディスカッションはけっこう盛り上がります。毎週の投稿数がかなり多くなることもあり、ついていくのが結構大変になるかもしれません。

 

 

鳥谷コロ助
  • 鳥谷コロ助
  • へぼい外資系リーマンです。英語はいまだに勉強中。TOEIC875点。Bond-BBT MBA。英語学習とMBAと資産運用についてのブログを書いています。平飼いの卵とフェアトレードを好みます。金持ち父さんになるために日々悪戦苦闘。面白いことと平和なことが好きです。

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