オンラインMBAのメリットとデメリット【BOND-BBT MBA】

コロ助はBOND-BBT MBAの卒業生です。

 

BOND-BBT MBAはオンラインで取得できるMBAであり、卒業までに最低2回参加する必要があるオーストラリアへのスタディーツアーを除いて、基本的にオンライン上で授業が行われます。こうしたオンラインMBAのメリットとデメリットについて書きました。これからMBAへの挑戦を考えている人の参考になればと思います。

 

 

MBAをオンラインでとるメリットは?

 

自分のペースで勉強ができる

 

オンラインでの勉強ということで、自分の好きなときに自分の好きな場所で勉強ができます。

 

Bond-BBT MBAはパートタイムMBAで,みんは働きながら勉強をしています。突然急な残業が必要となったり繁忙期があったり出張が入ったりと、なかなか決まった時間を確保するのが難しいこともあるでしょう。「〇時に教室に集まってください」というような学習スタイルは現実的には難しい人も多いのではないでしょうか。

 

Bond-BBTのオンラインMBAは基本的に録画されたビデオの視聴、それとAirCampusというシステム上でのディスカッションが中心となります。これらはPC、スマートフォン、タブレットなど、インターネットにつながる環境があればいつでも参加可能です。通勤電車の中、会社の昼休み、お風呂の中、寝る前の布団の中、自分の都合の良い隙間時間を活用して授業に参加することができます。

 

コロ助自身も、在学中の通勤時間はMBAの勉強に充当していました。電車通勤で往復1.5時間。授業の視聴やAirCampusへの投稿に時間を割きました。専用のアプリに授業のビデオをダウンロードすることができるので、Wi-fiがつながる環境であらかじめ講義ビデオをダウンロードしておけばギガを消費せずに電車の中で授業を見ることができます。

 

 

議論の質が深まる

 

とある企業の戦略についてのディスカッションで、あなたはクラスメイトの意見について反論をしたいと思ったとします。その際に反論を感情的に行ったり、推測に基づいて行ったりしても議論は深まりません。客観的事実やデータに基づいた議論を行うべきです。

 

実際の教室でのディスカッションを想像してみてください。相手の意見に対して、その場ですぐに反論を行う必要があります。生のディスカッションはどのように派生していくかわかりません。授業前に準備してきたデータでは太刀打ちできない意見がクラスメイトから出てきたとき、反論することができなくなってしまいます。

 

Bond-BBT MBAのオンラインでのディスカッションであれば、ディスカッションが24時間いつでも行える環境になっています。書き込まれた相手の意見に対して、十分にデータ収集したうえで反論をすることができます。こうしたデータに裏打ちされたディスカッションを重ねていくことで、質の高い議論を行うことが可能となります。

 

 

学習と実践の同時進行

 

これはオンラインMBAのメリットというよりもパートタイムMBA(働きながら取得するMBA)のメリットというべきかもしれません。

 

働きながらMBAを取得するということは非常に大変なことですが、MBAで学んだことをすぐに実際のビジネスで実践できるということは大変大きいメリットです。鉄は熱いうちに打てと言いますが、人が一番モチベーションが上がるのは学んだ直後です。

 

企業戦略についてのフレームワークを学んだあとは、実際にそれを実際のビジネスで使用してみたくてウズウズしてきます。仕事を中断して通学、留学するMBAではそれを実際のビジネスで使用するには卒業まで待たなくてはなりません。一方でパートタイムMBAでは実際に企業で働きながら勉強をするので、MBAで学んだ知識を即実践に生かすことができます。

 

コロ助も会社で新商品開発のプロジェクトに関わっている頃、ちょうどMBAでマーケティングの授業を受けていました。製品戦略、価格戦略、流通戦略、プロモーション戦略など、授業で学んだ理論をこの新商品開発プロジェクトに応用してくのは非常にエキサイティングでワクワクするものでした。

 

 

オンラインMBAのデメリットは?

 

即時対応の能力が身につかない

 

メリットで「議論の質が高まる」という点を挙げましたが、この裏返しです。

 

確かにオンラインで考える時間を十分に与えられれば、議論の質は深まるかもしれません。しかし実際のビジネスの場では必ずしも考える時間が十分に与えられているわけではありません。会議での発言や取引先との交渉の中で、限られた時間で相手に意見を述べる必要がある場面も多くあるでしょう。

 

必ずしも質の高い意見を言った者が議論に勝つという訳ではなく、場合によっては勢いで相手を言い負かせたり、はったりを利かせたりすることもビジネスの場では重要になります。オンラインでのテキストベースのディスカッションでは、こういった技術を磨くことは難しいかもしれません。

 

 

質の確保の問題

 

正直、オンラインMBAは卒業するだけれあればそれほど難しくありません。

 

「単位を取る」ということだけにフォーカスするのであれば、適当にビデオを流し見して適当にディスカッションに参加していれば最低限の点数は取れるでしょう。1週間のうち6日は遊んでいて1~2日だけMBAの勉強をするというスタイルでも、単位を取ること自体は難しくないでしょう。

 

つまり「自分から学ぼう」「この学びをビジネスに生かそう」という志を持ってオンラインMBAを選択するのであれば非常に良い授業を受けられるのですが、「とりあえずMBAという学位を取れれば良い」と考える人にとってもオンラインMBAは利用されてしまう恐れがあります。こういう学生が多く入ってくるようであれば、すなわちそれは学校の質の低下を招き、レベルの高いディスカッションが行えなくなってしまうかもしれません。

 

幸いにもコロ助の卒業したBond-BBT MBAの受講生たちの多くは(全員がとはいいませんが)志の高い学生でした。そのためディスカッションの質は高かったと自信を持って言うことができます。

 

 

まとめ

 

オンライン学習にはメリットもあればデメリットもあり、「どちらの方が優れている」という万人に当てはまる法則はありません。当たり前のことですがメリットとデメリットを天秤にかけ、自身で選択することが大事です。

 

最後に日米両方でMBAの教鞭をとる、Bond-BBT MBAでマーケティングを教えている平久保仲人先生のコメントを紹介します。

 

オンラインの授業では、私の場合1つのトピックについて1週間スレッドを開けておきます。1週間1つのテーマについて考え続けることになる。インターネットリサーチだったりとか、文献リサーチだったりとか、書籍を読んだりして、誰かのコメントについて自分も理解を深める。1週間の中で限られたトピックを深く追及できるというところはものすごく大きな強みです。だから学習の深みはオンラインの学習の方が全然できると思います。

 

鳥谷コロ助
  • 鳥谷コロ助
  • へぼい外資系リーマンです。英語はいまだに勉強中。TOEIC875点。Bond-BBT MBA。英語学習とMBAと資産運用についてのブログを書いています。平飼いの卵とフェアトレードを好みます。金持ち父さんになるために日々悪戦苦闘。面白いことと平和なことが好きです。

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