英会話アプリ スピークバディ 実際にやってみました (動画あり)
目次
スピークバディとは?
スピークバディ(Speakbuddy)はスマホ用の英会話アプリです。スマホのマイクをonにして、キャラクターと会話をしていきます。
コロ助が愛してやまない英会話アプリです。
完全にフリーな会話を楽しむというわけではなく、どちらかというと決まったテキストのフレーズを講師と読み合わせするようなイメージです。日常会話コース、ビジネス会話コース、海外旅行コースなど、様々なモードから自分が学習したいものを選択することができます。
有料アプリです。月額1,950円、6か月や1年単位でまとめて加入すると少しお安くなります。高いと思うか安いと思うかは、あなた次第。
実際の動画
百聞は一見に如かず。実際の動画を見てみましょう。コロ助のヘボい英語はご容赦ください。
フレーズ
キャラクターと特定のフレーズを覚えます。動画の例はビジネス英会話の中のWe want to find a way to ~というフレーズの練習です。
https://twitter.com/t_korosukenari/status/1273020492971196417
時事ネタ
月替わりで時事ネタのトークが更新されていきます。2020年6月は「世界のコロナ事情」「マスク文化」「巣ごもり消費」など、コロナ関連の様々なトピックでした。こうした時事ネタをキャラクターと会話していきます。
緊急事態宣言が解除された。とか政府は新学期の9月開始を考えている。とかこういうフレーズを英語で学べるのはありがたいです。なかなか市販の本などでは学べません。
https://twitter.com/t_korosukenari/status/1268653599313104896
AI英会話
こちらは若干フリー会話っぽいモードです。ある程度自由に自分で考えたフレーズを話しても、きちんと理解してそれっぽい返答をしてくれます。
https://twitter.com/t_korosukenari/status/1274462744641585152
メリット
何度でも練習できる!
ある程度決まった言い回しについて、何度も何度も練習することができます。先ほどの例で言えば、"We want to find a way to ~"というフレーズを覚えるために何十回でも何百回でも繰り返し練習することができます。
実際の英会話レッスンであればレッスンの進行もありますし、何度も繰り返し同じフレーズばかりを相手と反復練習することはできません。一回のレッスンでは数回、多くても10回くらいが限界ではないでしょうか。
アプリでしたら時間や相手の都合を考えることなく、好きなだけ飽きるほど練習できます。
例えば "How are you?"と聞かれれば条件反射で "I'm fine thank you, and you?" と出てきますよね?この返答の仕方の是非はひとまず置いといて、これはみんな中学校の英語の授業の序盤で飽きるまでこの練習をさせられたからです。
これと同じで、様々なフレーズを飽きるまで繰り返し練習すれば、条件反射で会話ができるようになります。この反復練習にスピークバディは最適です。
恥ずかしくない!
やはり英会話練習の妨げとなる最も根幹的なものは「間違えたら恥ずかしい」という感情です。
間違えても気にせず、恥ずかしがらずに!と言うのは簡単ですが、人間の感情なのでそんな簡単に羞恥心を克服できれば苦労しません。また恥ずかしいという感覚ではなく、何度も間違えると相手に対して申し訳ないという気持ちを感じてしまうこともあるでしょう。
英会話教室で実際に講師と話すときなど、こうした羞恥心や申し訳なさでストレスを感じてしまい、「なんか今日は英会話教室に行きたくないな」「オンラインレッスン乗り気がしないな」と思ってしまった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
コロ助はこのタイプでした。恥ずかしいという気持ちもありますが、単純に人見知りであまり仲良くない人と毎回英会話教室でお話しすることが結構ストレスになるのです。仕事関係の人とビジネス会話をするのであればなんの緊張もしないのですが、美容室とか店員さんとかと会話するのって苦手なんですよね・・・。英会話教室もこれと似たような感じで、講師の方とお話をするのに緊張してしまい足が遠のいてしまいました。
アプリであれば相手は生身の人間ではなく単なるプログラムです。どんなに派手な間違え方をしても、言葉に詰まってしまっても、恥ずかしいという感情が湧くことはありません!失敗覚悟でどんどんトライできます。
スコアを競ってモチベーションアップ!
毎週月曜日を起点として、1週間のスコアを全国のスピークバディユーザーと競うことができます。
スピークバディのアプリを使って英会話練習をするごとにスコアが貯まっていきます。全国数万人?いるユーザーとそのスコアを競い、1週間のスコアで表彰されます。順位を落としたくないために毎週頑張って勉強してしまいます。オンラインゲームで世界中の人とスコアを競い合う感覚に似ているかもしれません。
英語学習はモチベーションのキープが肝です。長期間にわたって英語学習を続けるにはモチベーションが重要であり、他のスピークバディユーザーとの戦いはそのモチベーションの源泉となります。
コロ助は毎週50位以内に入ることを目標にしています。もちろん他のユーザーの状況にもよりますが、大体1日平均して40~60回くらい英会話練習をしていると50位に入れます。
発音判定がシビア!
例えば発音の紛らわしいheardとhard、walkとworkなどといった単語は正しく発音しないとアプリは認識してくれません。実際の英会話レッスンでは「なんとなく会話の流れでこれはheardだろう」と先生も忖度してくれて厳しく指摘してこない場合もあるかと思いますが、アプリはその辺シビアです。発音が間違っていれば何度でも容赦なく指摘してきます。
You が uと判定されてしまったりして「なんでやねん!」と突っ込みたくなるようなときもありますが、こうした音声認識による発音矯正が可能になります。何度も発音が誤って判定されるところは自分の苦手な発音です。アプリを使って自分の苦手な発音の場所を突き止め、改善につなげていきましょう。
デメリット
通信環境が必要
レッスンを端末にダウンロードしておくことができません。アプリを使うには常に通信環境が整っていることが前提となります。
そのため出先でこのアプリを使って勉強しようとしたとき、そこにWi-fi環境がなければギガを消費してしまいます。毎月の通信容量が少ない人は要注意です。
ただしこのアプリは実際にマイクをonにしてスマホに向かって話す必要があります。そのため通勤・通学中の電車の中とかで使うことは難しいでしょう。なので実際に出先でこのアプリを使う機会はあまり多くなく、コロ助はほとんど自宅で使っているのであまり問題はありません。車の中とか昼休みの会議室とかで勉強したい人は要注意です。
完全なフリートークはできない
トピックを決めずに完全なフリー会話というのはできません。実際の会話では話していくうちに仕事の話から経済の話になり、政治の話になり、エンタメの話になり・・・とトピックがどんどん変わり、それが英会話の醍醐味だったりもします。そこから自分の知らなかった単語などを覚えたりすることもあるでしょう。
しかしスピークバディではこのようなフリートークはできず、基本的にはテキストの読み合わせです。一部、AI英会話というモードで特定のトピック内である程度自由に話すことができますが、これもあらかじめ想定されていない返答をすることはできません(例えば「どんな音楽が好き?」というキャラクターの質問に対して、「そんなことよりスポーツの話をしよう!」というように返答することはできません)。
まとめ
スピークバディは有料英会話アプリであり、以下のようなメリットとデメリットがあります。
・何度でも練習できる!
・恥ずかしくない!
・スコアを競ってモチベーションアップ
・発音判定がシビア
・通信環境が必要
・完全なフリートークはできない
英語中級者向けのアプリだと思います。ある程度単語や文法は分かってる。でも実際の会話となるとなかなか言葉が出てこない・・・というような人は、まずはこのアプリで会話の基礎を叩き込む。それこそI'm fine thank you, and you?くらい何も考えずに言葉がでてくるくらい反復練習を繰り返す。そうした目的にはこのアプリが最適です。
既にある程度どんなトピックでもスラスラ会話ができて、更に語彙力を上げたいとかいうレベルの人は通常の英会話教室やオンライン英会話をやった方が良いかもしれません。
- 鳥谷コロ助
へぼい外資系リーマンです。英語はいまだに勉強中。TOEIC875点。Bond-BBT MBA。英語学習とMBAと資産運用についてのブログを書いています。平飼いの卵とフェアトレードを好みます。金持ち父さんになるために日々悪戦苦闘。面白いことと平和なことが好きです。
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