BOND大学MBAの授業紹介 ★Economics for Manager (経済学)

コロ助はBOND-BBT MBAの卒業生です。

 

コロ助が受講したBOND-BBT MBAの授業内容を紹介します。これからBOND-BBT MBAへの挑戦を考えている人の参考になればと思います。なお現在では授業内容が変わっているかもしれませんのでご注意ください。今回はEconomics for Managers(経済学)を紹介します。

 

以下のような項目を学んでいきます。

 

・GDP

・生産性(Productivity)

・雇用と失業(Employment and Unemployment)

・需要と供給(Demand and Supply)

・価格規制(Controls on Prices)

・外部性(Externality)

・市場の失敗(Market Failure)

・競争市場(Competitive Market)

・独占(Monopoly)

価格差別(Price Discrimination)

・景気後退と不況(Recession and Depression)

・開放マクロ経済学(Open economy macroeconomics)

・購買力平価(Purchasing-power parity)

・財政赤字(Government budget deficit)

・貿易政策(Trade Policy)

 

 

 

Economics for Managers (経済学)

 

マンキュー経済学(Principle of Economics)を教科書とし、マクロ経済学のミクロ経済学の基礎を学びます。

 

マクロ経済では、統計的な指標に基づく経済環境の変化、予測、分析する力を身に着けます。ミクロ経済では市場における消費者と企業の意思決定について学び、適切な生産量、価格などの決定する力を身に着けます。

 

 

Virtual Classroom

 

週に1回、オンラインでの授業を行います。コロ助の時は毎週金曜日の19時~21時まででした。平日の夜ということもあり仕事の都合などで参加できない場合は、後日録画されたビデオを見ることもできます。オンライン授業のよいところですね。

 

どちらかというと講師が一方的に話すタイプの授業です。もちろん講師から問いかけがきたり講師に質問したり、ということはできますが、激しくディスカッションをするという授業ではありません。

 

 

Quiz

 

Apliaというサイトを使った経済学に関するクイズを解きます。クイズはオンラインでいつでも回答できますが、2週間ごとにくる締め切り日までに回答を送信する必要があります。1回のクイズで数十問の設問に回答します。単位取得までに全部で5回のクイズを完了させます。

 

クイズのサンプルは以下のようなものです。選択式のクイズや数字を回答させるもので、論述式のものはありません。

 

設問

Imagine the government decides to raise the petrol tax as a way to reduce air pollution and traffic congestion to their optimal levels. Which of the following describe s why corrective taxes, such as the petrol tax, are unlike most other taxes?

 

選択肢

1. Corrective taxes alter incentives, whereas other taxes typically do not.

2. Corrective taxes bring the allocation of resources closer to the social optimum and, thus, improve economic efficiency.

3. Other taxes get passed on from businesses to consumers, whereas corrective taxes do not.

4. Other taxes are typically used to cover general spending, but funds from corrective taxes can be used only to alleviate pollution.

 

 

Mid-term Exam

 

いわば中間試験です。範囲はマクロ経済のみ。コロ助のときは土曜日の10時から試験開始、制限時間は3時間でした。指定時間に問題がオンラインに公表されるので、それを解いて制限時間内に回答をWordで作成してアップロードします。時間の都合がつかない人は日曜日の午後3時からの別スロットがあり、どちらか好きな時間で試験を受けられるようになっています。

 

試験は論述式で、一部計算問題もあります。全部で10問ありました。サンプル問題は以下のようなものです。

 

設問

Some countries use price floors for their domestic farmers to guarantee them a high return on their production. Suppose there is a price floor on wool that is binding. What will be the effect on the wool market? Identify who benefits from this policy and who bears the cost.

 

 

Final Exam

 

出題範囲が異なるだけで、ほぼMid-term Examと同じです。Mid-term Examはマクロ経済のみ、Final Examはミクロ経済を含めた全範囲が対象です。制限時間3時間で論述式が中心という点も変わりません。

 

以下のような問題が出題されます。

 

設問

Consider a car manufacturer producing three types of cars: a luxury convertible worth $60 000, a family sedan worth $35 000 and a hatchback worth $23 000. Assume that the shares of input costs for all types are the same. Rank the contribution to GDP for each from highest to lowest and explain why.

 

 

総評

 

マンキュー経済学を教科書で使うこともあり、非常に体系立てた理論を学ぶことになります。MBAの授業というと実学向けのスペシャルな授業をやっているというイメージがあるかもしれませんが、このEconomics for Managerの授業は経済学部の学部生向けのような、マクロ経済とミクロ経済の基礎を学ぶこととなります。経済系の学部を出た人であれば余裕でしょう。また特に経済学をこれまで学んでこなかった人にとってもとっつきやすい授業ではないかと思います。

 

一方で授業の負荷はそれなりに重いです。毎週のVirtual Classの予習、それと2週間に1回締め切りがくるクイズに結構時間がかかります。

 

中間試験と最終試験、2回試験があるのも厄介です。論述形式になるため、ある程度の英語力がないと時間切れになります。コロ助は論述対策として、事前にWordに想定問題と解答を英語で作成しておき、試験のときにある程度コピペできるように準備していました。

 

「人口増加が経済に与える影響は~」とか「均衡賃金が実際の賃金を上回る原因として考えられることは~」など、あらかじめ英語で準備しておきます。それぞれの試験にWordで30ページ分くらいのコピペ用試験対策資料を作成していたので、これにもそれなりに時間がかかりました。

 

 

学校が指定する教科書は英語版ですが、英語が苦手な方は日本語版の教科書を購入してもよいかもしれません。世界中で読まれているマンキュー経済学、日本語版もKindleでばっちり用意されています。

 

 

 

鳥谷コロ助
  • 鳥谷コロ助
  • へぼい外資系リーマンです。英語はいまだに勉強中。TOEIC875点。Bond-BBT MBA。英語学習とMBAと資産運用についてのブログを書いています。平飼いの卵とフェアトレードを好みます。金持ち父さんになるために日々悪戦苦闘。面白いことと平和なことが好きです。

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